のこのこ書店の9月在庫、16冊まとめて紹介します
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のこのこ書店の9月の在庫を、まとめて紹介します。
独立系出版社の本が中心です。ミシマ社、百万年書房、ナナロク社、左右社。大型書店ではなかなか目に入らないけれど、手元に置いておきたい本ばかりを選んでいます。
全冊、Yahoo!ショッピング(のこのこ書店)でご購入いただけます。
エッセイ・日常の言葉
くどうれいん『桃を煮るひと』(ミシマ社・¥1,760)
詩人・くどうれいんのエッセイ集。桃を煮るという何気ない行為の中に、食と記憶が静かに交差します。秋になると読みたくなる一冊。
ひらいめぐみ『転職ばっかりうまくなる』(百万年書房・¥1,760)
転職を繰り返す日々をユーモアで綴ったエッセイ。読んでいると「まあいいか」と少し笑えてくる。「圧倒的成長」より「正直に生きる」ことを教えてくれる本。
土門蘭『死ぬまで生きる日記』(トランスビュー・¥2,090)
自分と向き合い続けた2年間の記録。ラジオ番組「本屋さんのあともう一日ラジオ」でも紹介した一冊。素直に読める言葉が並ぶ。
僕のマリ『いかれた慕情』(百万年書房・¥1,870)
秘めながら溢れ出す、激情���エッセイ。感情の密度が高い。読んでいる間、少し自分の体温が上がる気がする。
伊藤亜和『存在の耐えられない愛おしさ』(KADOKAWA・¥1,650)
生きていること自体が愛おしい理由を書いた本。タイトルに引かれて手に取ると、そのまま読み終わってしまう。
椛沢知世『あおむけの踊り場であおむけ』(書肆侃侃房・¥1,980)
言葉の遊び場のような一冊。どこかユーモラスで、でも真剣。詩と散文の間を行き来する文体が癖になる。
農と暮らし
高橋久美子『わたしの農継ぎ』(ミシマ社・¥1,980)
元チャットモンチーのドラマーで詩人の高橋久美子が、実家の農業を継ぐ経験を書いたエッセイ。土と言葉が交差する。農業をしている人にも、ふるさとを離れた人にも届く一冊。
光嶋裕介・青木真兵『つくる人になるために』(夕書房・¥2,420)
建築家と哲学者が「手で何かをつくること」について語り合った本。農業をしていると、この本の言葉がやけにリアルに聞こえる。
松村圭一郎『小さき者たちの』(ミシマ社・¥1,980)
人類学者が家族と暮らしを通して問い直す、生きることの意味。読んだあと、日常の小ささがいとおしくなる。
思想・社会
中島岳志『思いがけず利他』(ミシマ社・¥1,760)
「誰かのために」という行為が、なぜ思いがけない形で生まれるのかを探った思想的エッセイ。哲学書に見えて読みやすい。肩の力が少し抜ける本。
岡真理ほか『中学生から知りたいパレスチナのこと』(ミシマ社・¥1,980)
タイトル通り、中学生からでも読める入門書。でも大人が読んでも考えさせられる。知ること、その一歩目のための本。
和田靜香『50代でフェミニズムを知る』(左右社・¥1,980)
フェミニズムを「50代で」知っていくプロセスを正直に書いた本。知識としてではなく、体験として読める。
田中有芽子『私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない』(左右社・¥1,980)
タイトルで引き込まれる。読んでみると、言葉との格闘の記録。詩集とエッセイの境界線上にある一冊。
せきしろ『そんな言葉があることを忘れていた』(左右社・¥2,530)
自由律俳句の名手・せきしろによる言葉の本。忘れていた言葉が、ページをめくるたびに戻ってくる。
その他
仲野徹『仲野教授のこの座右の銘が効きまっせ!』(ミシマ社・¥1,760)
大阪大学名誉教授が関西弁で語る、笑えて深い人生訓エッセイ。年配の男性へのプレゼントにも意外と刺さる。
河野理恵『踏み出す一歩は小さくていい』(書肆侃侃房・¥1,540)
タイトルそのままの本。「大きく変わらなくていい」という許可をくれる。背中を押すより、隣に座ってくれる本。
のこのこ書店について
島根で農業と本屋を並行してやっています。在庫は少数精鋭。独立系出版社の本を中心に、誰かに届いてほし��と思った本だけを選んでいます。
- Yahoo!ショッピング: store.shopping.yahoo.co.jp/nokonoko-book
- オンラインショップ: bookstore.nokonoko.org
のこのこ書店 / 2026-09-16