田中有芽子『私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない』── タイトルだけで気になった人へ
共有
タイトルを一度読んで、もう一度読み直した人は多いはずです。
『私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない』。田中有芽子によるこの現代文学エッセイ集は、タイトルの時点でこの作家の思考の癖──確信と不確かさが同時に存在する書き方──を体現しています。
魅力:「分からない」を手放さずに書き続ける
多くのエッセイは、最終的に何かしらの結論や納得に落ち着く。でもこの本は、「もう分からない」という状態そのものを大切に扱っている。それは投げやりさではなく、むしろ誠実さだと感じる文章です。
日常の中の違和感、説明しづらい感情、言葉にした瞬間にズレてしまう体験──そうしたものを、変に整えずにすくい上げているエッセイ集です。
対象読者
- タイトルの時点で気になった人(それが一番正しい読者です)
- 日常の中の小さな違和感を言葉にしたい人
- 結論のきれいさより、思考の過程そのものを読みたい人
- 現代文学・エッセイが好きで、知らない書き手を発掘したい人
買うべき理由
このタイトルは一度見たら忘れにくい。それだけ独自性のある本は、大型書店の平積みよりも、こうして誰かが紹介して手渡す形のほうが届くべき読者に届きます。のこのこ書店の在庫は残り1冊。気になった今のタイミングで手に取ってみてください。
この本を注文する
📚 田中有芽子『私は日本狼アレルギーかもしれないがもう分からない』(¥1,980・残り1冊)をのこのこ書店で購入する →
のこのこ書店 / 島根の農家がやっている本屋 / 小説・エッセイを中心に、独立系出版社の本を在庫しています